2026年2月25日、SemiLatticeでは
【挑戦の知恵を分かち合う】どんな逆境でも「想い」を貫くために。〜タイ・サッカー大会、危機を乗り越えた開催の全貌〜
を開催しました。

今回お迎えしたのは、一般社団法人グローバルブリッジプラス 代表理事の松下裕二さん。
そして、この会を企画・リードしてくれたのは、タイ在住SemiLatticeクリエイターの村田亜希子さんです。

実は今回のイベントは、松下さんとの取り組みの第2弾。
最初の出会いは、2025年10月に開催した
「アジアをつなぐ“共感ファンド”のつくりかた」というイベントでした。
前回のイベントレポートはこちら

その時のテーマは、松下さんが企画していた
U13アジアサッカーイベント(タイ・バンコク開催予定)のための
ファンドレイジング作戦会議。
「社員がワクワクしながら参加できる資金調達とは?」
「共感で人とお金が動く仕組みはどうつくれる?」
そんな問いをもとに、セミラティスメンバーでアイデアを出し合い、
松下さんの挑戦をみんなで応援する時間になりました。

そして今回のイベントは、
その挑戦が実際にどうなったのかを共有していただく報告会。
つまり、
“ブレストで応援した挑戦の、その後”を聞く時間でした。


「子どもたちの“今”は、今しかない」

今回のテーマは、2026年1月にタイ・バンコクで開催された
U13アジアサッカーイベントの舞台裏。
しかし、その開催までの道のりは決して平坦ではありませんでした。
ミャンマーの情勢不安
タイ・カンボジア間の緊張
参加予定チームのキャンセル
「そもそも開催できるのか?」
そんな状況が何度もあったそうです。

それでも松下さんは、歩みを止めませんでした。
その理由は、とてもシンプルで、そして強いものでした。
「子どもたちの“今”は、今しかないから。」
大人の事情や社会情勢に翻弄されるのは、いつも子どもたち。
だからこそ、今この瞬間にしかない経験を届けたい。
サッカーを通して、
国を越えて出会い、
世界の広さを感じる機会をつくりたい。
その言葉には、理屈ではない強い信念がありました。


サッカーで、世界をつなぐ

松下さんの活動の軸は、
「サッカーで、世界をつなぐ」
というものです。
言葉が通じなくても、サッカーがあれば友達になれる。
それは松下さん自身が幼少期の海外生活で体験したことでもあります。
2025年にはミャンマーU12選抜を日本に招き、
ホームステイや地域交流を含めた大会を実施。
そしてその交流を
「12歳で終わらせない」
という想いから生まれたのが、
U13アジアサッカーイベントでした。

スポーツ大会という枠を超えて、
子どもたちの人生に残る出会いをつくる。

そんなプロジェクトです。

「ないなら作る」を、本当にやっている人

今回の話で印象的だったのは、
松下さんの行動の姿勢でした。
環境が整うのを待つのではなく、
必要な場がないなら、自分でつくる。
でもそれは、無理やり突き進むということではありません。

状況に合わせて、形を変えながら前に進む。
例えば今回の大会では、
予定していたチームが来られなくなったこともありました。
そこで生まれたのが、
国を越えたミックスチーム。
タイ、日本、インター校の生徒など、
タイ語、日本語、英語が飛び交い、文化も違う子どもたちが同じチームでプレーをしました。
最初は戸惑いながらも、身振り手振りで伝えたり、プレーで意思疎通をしたり。
そして元のチームに戻ったときに、
言葉が通じるありがたさや、
コミュニケーションの大切さを実感する。
予定通りにいかなかったからこそ、
新しい価値が生まれていました。

子どもたちの笑顔が、次の挑戦の勇気になる

イベントの中で、松下さんは
活動を続ける理由について、こう話していました。
「子どもたちから勇気をもらっている」
年齢を重ねると、挑戦は怖くなる。
でも、子どもたちの笑顔を見ると、またやりたくなる。
支援しているようで、実は自分が力をもらっている。
そんな循環があるから、続けられるのだそうです。

SemiLatticeらしい「応援のかたち」

今回のイベントを通して改めて感じたのは、
SemiLatticeらしい応援のあり方でした。

最初のイベントでは
みんなでアイデアを出して応援する。
そして今回は
その挑戦の結果を聞き、さらに次の可能性を一緒に考える。

ただ話を聞いて終わるのではなく、
「こういうつながりがあるかも」
「こんな見せ方なら広がるかも」
「この国ならこういう可能性がある」
と、自然にアイデアが生まれていく。

世界各地で暮らし、働き、子育てしながら
それぞれの経験を持つメンバーがいるからこそ、
一つの挑戦を
いろんな視点から応援できる。
そんな時間になっていました。

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想いを持つ人と、応援する人が出会う場所

SemiLatticeは、
個人の挑戦を応援する場であると同時に、
今回のように社会的な挑戦をしている人と出会い、
一緒に考え、共創していく場でもあります。

誰かの強い想いに共鳴して、
そこに知恵やつながりを持ち寄る。
そうやって、小さなコークリエーションが生まれていく。

今回のイベントは、そのプロセスをとても象徴する時間でした。
松下さん、貴重なお話をありがとうございました!
そして企画してくれたあきこさん、ありがとうございました!
ここからまた、どんな新しいつながりが生まれていくのか楽しみです。

レポート担当:SemiLattice    CEO    鎌田薫